>>「春日」とは、カイコの餌となる桑の木の一品種です。養蚕業が隆盛期を迎えた明治期に、愛川町で誕生しました。大きくて柔軟な葉を以って、「春日」と命名されました。
大正5年(1916)、当時の国立中央蚕業試験場の品評会で優勝したことなどから、名桑(めいそう)といわれました。養蚕農家で需要が増え、養蚕が盛んだった昭和30年頃までは、多く栽培されていたそうです。
昭和43年、かつて桑畑のあった中津台地に新たな住宅団地が造成された際、この品種の名にちなみ「春日台」という地名が誕生しました。
今ではほとんど見られなくなりましたが、春日台区では「春日」を春日台第5公園(やなぎ公園)に移植し、保存活動を行っています。
「春日」は、県立あいかわ公園や、町立中津第二小学校、古民家山十邸、二井坂子供広場にも移植され、その姿を見ることができます。
>>場所は、コチラから探してみよう。
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