オダタツヤ監督インタビュー

世界中の皆さん、こんにちは。愛川レッドカーペット運営事務局シュニンです‼3月も終わりに近づき、運営事務局では別れの季節を迎えております…実は、シュニンも3月限りで…

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さてさて、しめっぽい話はこのぐらいといたしまして、昨日は八菅神社春の例祭火渡りの儀式が行われました。

恥ずかしながら初めて見学したシュニン、炎や参加された方たちの“熱気”にとにかく圧倒されました。1年間の無病息災を祈る伝統行事、シュニンも世界中の皆さんの無病息災を祈り、火渡りを体験しました。

さて、少し前にはなりますが、あいかわ発見動画の部で最優秀賞を受賞した「だいすき。」のポチョムキン部オダタツヤ監督にインタビューする機会がありました。とても刺激的なインタビューでしたので、ここに紹介したいと思います‼

・・・2018年2月某日の昼下がり、シュニンはオダ監督にインタビューの約束を取り付ける。オダ監督から指定されたのは、自由ヶ丘みたいなトコロにあるような超オシャレなカフェ。戸惑いながらもカフェに入ったシュニンは、雰囲気に溶け込もうと覚えたてのエスプレッソを注文。ズズズとエスプレッソをすすりながら、そわそわオダ監督の到着を待つ。

10分後、カーキ色のPコートを羽織った1人のカッコいい男がカフェに入ると、その男はシュニンに近づきながら言った、「このお店、teaの方が美味しいんですよ(笑)」

――シュニン:最優秀賞受賞おめでとうございます。

オダ「ありがとうございます! 映像制作は超がつく初心者なので本当に信じられないです。シナリオなどの勉強は一応してきたので映像自体の出来より内容を見てもらえたのかなあと思うと、それがとにかく嬉しいです」

――シュニン:めっちゃニコニコしてるッ‼ヤバいぐらい嬉しそうですね。早速、動画制作について色々訊いていきたいと思いますが「だいすき。」というお話はどのように思いついたんですか?

オダ「コンテストを知ってサイトを見た時、写真や動画などがたくさん載ってて、それでここでもやりたいしここもいいなあ、なんて見てるうちに、もう全部撮りに行っちゃえとか思ったのがきっかけだったと思います。1分でも人間模様を役者たちと描きたいという思いがものすごくあって。でも1分の中に設定を盛り込み過ぎると訳分かんなくなるだろうし色々考えました。でも初めから平山橋で対峙する男と女の画。というのが明確にあってそれだけを頼りに作っていったのは間違いないです」

――シュニン:シュニン冥利につきます(涙)あの平山橋の画は、何回見ても印象に残ります。撮影中の苦労はどんな事ですか?

オダ「やっぱりロケ地巡りですね。内容的に、予定では平山橋を含め11~12ヶ所巡るつもりだったんですけど時間的に無理でした」

――シュニン:え?撮影って何日かかけて行ったんですよね?

オダ「1日です(笑)兄役の枝川吉範さんの家の車を借りて、枝川さんがずっと運転してくれてたんですけど、まず昼前には愛川町にいるスケジュールが、途中道を間違えてしまって…最初のロケ地である古民家山十邸に着いたのが13時過ぎてたんです。でも、それでも1ヶ所10分もかからないはずだと、余裕かましてたのがボディブローのように後半じわじわ効いてきちゃって。それに妹役の鈴木美和さんに色々リアクションお願いしちゃってたんですよね。へいしの坂も実はダッシュしているテイクがあったり、現場に行くと何か色々やりたくなっちゃったんです。そしたら次の撮影地の道間違えるとか、そんな事ばっかりでした」

――シュニン:へいしの坂をダッシュとは…実にポチョムキン部らしいです(笑)

オダ「箕輪耕地に行くのも、この道でいいんじゃない? なんて不安を感じながら車を走らせてて。そしたら急に目の前の景色が開けて、うおー!ここだ!と自然に辿りついてその景色の素晴らしさに、車内の3人のテンションが一気に上がったのをよく覚えてます(笑)」

――シュニン:そういえば箕輪耕地のシーン、鈴木さんめっちゃ嬉しそうでした。他に思い出深いロケ地はありましたか?

オダ「服部牧場ですかね。絶対料金がかかりそうなのに、無料で入れたし、無料で馬に触れたし、何より馬たちが本当に可愛かったです。冗談でこっち向いて、って声かけると振り返ってくれるです。そういう訓練してるんじゃないかって思うぐらいものすごく賢い馬たちでした。あんな長時間馬の近くにいることも無かったのでとても新鮮でした。

――シュニン:シュニンも「話せる牧場」を撮影したので共感できます。あの距離感はすごいですよね。

オダ「撮影も終盤だったので3人とも疲れを癒されましたね。普通に楽しんじゃってちょっと長居しちゃったんです(笑)で、その結果、予定していた宮ケ瀬ダムと愛川ソーラーパークの営業時間に間に合わなかったんですけど(苦笑)」

――シュニン:その2つのシーンは今度機会があればぜひ、撮ってください(笑)それでは、逆に楽しかった点はどんな事がありましたか?

オダ「矛盾してるんですけど、ロケ地巡りですね(笑)」

――シュニン:矛盾してますね(笑)

オダ「さっき言った突然現れた箕輪耕地の景色もそうですけど、知らない土地に行って名所を巡るってやっぱりテンションがあがるんですよね。ここだー!て発見の喜びもあったし3人でちょっとした旅行気分だったと思うんです。それとロケ地を探す時、地図アプリやカーナビだけじゃ何か不安だし、操作してる時間ももったいなくて、僕、すぐ人に道を訊いちゃうんですけど、そんな人との交流も楽しかったですね。これは賞を貰ったからとかのお世辞で言うんじゃなく本当の事なんですけど、愛川町で道を訊いた人、全員良い人ばかり」

――シュニン:それは本当にオダ監督らしい。来た時から愛川町民に好かれてますよね(笑)

オダ「ものすごく親切にしてくれたんです。例えば一発目の撮影地、古民家山十邸は、近くまで来てるのは分かってるんだけど、どこまで車で行けるのか分からなくてコンビニにいた一見怖そうなお兄さんに訊いたんです。そしたら、こっちだと道が細いし分かりづらいからあっちの道で、なんて一緒に地図見ながら教えてくれたんです。しかも古民家山十邸には駐車場もありますからって教えてくれて。怖そうだなって思った自分を恥じましたね。「ごめん。外見で判断しちゃった。」って心の中で謝りました。そんな調子で、へいしの坂も近くを歩いていた中学生ぐらいの男の子に訊いたり、塩川滝も服部牧場も、とにかく分からなくなったらその都度、愛川町の人に訊いてましけど、全員がホント親切丁寧に教えてくれたんです」

――シュニン:監督、好かれ過ぎです(笑)困った人オーラが出まくってたんじゃないですか?

オダ「しかも、その愛川町の方との交流があったおかげで作品が変わったんです」

――シュニン:作品が変わった?どういう事ですか?

オダ「ロケ地巡りはサイトの地図を参考にして、古民家山十邸から北上していって、その都度ポイントポイントで撮影していくという予定を組んで行動してたんです。だから平山橋での兄妹のメインシーンは必然的に、日中の設定として考えていたんですよね。それで予定通りまだ日が明るいうちに平山橋に着いたんですけど、丁度近所の家の人が庭作業してて一応確認の為に、ここ平山橋ですか? って訊いたんです。そしたらその方が、はい、そうですよ。って教えてくれて、撮影ですか? と逆に声をかけてきてくれたんです」

――シュニン:逆に?ってか、あのシーンは日中の設定だったんですか!?

オダ「はい。その人、車、家の目の前に停めて大丈夫ですからねって。もう何ですか、最高ですよね。それで、その人が夜は橋のライトがオレンジ色で雰囲気があっていいですよって教えてくれて。え? と思って周りの景色とか橋の作りとかよく見てみると、確かに夜の方が良いかもなって思えてきて。それから3人で芝居のシーンは時間がかかるし、まだロケ撮影も半分は残ってるし、ここを後回しにして夜の方がいいんじゃないかって話し合いして。それで一か八か撮った事ないけど、夜のシーンにしようってその場で決めたんです」

――シュニン:あのシーンの撮影には、そんな経緯があったんですね。う~ん、面白い‼

オダ「平山橋であの家の人と話せたのはこの作品にとって、とてつもなく大きな意味を持ってると思うんです。あの人と出会えず、日中の明かりのまま撮影してたら、多分全然違う印象の作品になってたと思います。もしかしたら賞なんてもらってなかったんじゃないかとさえ僕は思ってます。実際、夜の平山橋は抜群で、遠くから橋が見えた瞬間、橋の雰囲気の良さに3人ともすごく元気になりましたから(笑)。とにかく画になると思って、映画のワンシーンだと思って、この数秒間に取り掛かろうと2人には伝えました」

――シュニン:私もライトアップされた平山橋はとても好きで、「だいすき。」の平山橋でのシーンは強烈に印象に残りました。監督、他にもエピソードありそうですね‼

オダ「求めてきますね~(笑)面白いかどうかは微妙なんですけど、実はですね、大変失礼な事がありまして」

――シュニン:大変失礼な事?何でしょう?

オダ「僕、愛川町の事、【あいかわまち】ではなく【あいかわちょう】って言ってて。しかも台本もそうなってたから撮影時ももちろん【あいかわちょう】だったんです……」

――シュニン:あらら…致命的ですね。シュニンなら少しムッとするかも(笑)

オダ「はい。本当に、こんな賞を頂いといて心苦しい話なんですけど。それでその間違いに気づいたのが応募〆切の当日、時間で言うと朝3時とかなんです。編集作業の終わりが見えてきたので、ちょっとSNS用の宣伝写真でも作ってから寝て、起きたら細かな修正して、応募。みたいな予定立てたんです」

――シュニン:余裕ぶっこいてましたね。

オダ「キャストの名前とかロケ地とか、お洒落にローマ字で書こうかなフッフーン♪なんと鼻歌交じりに作ってたんです。編集の終わりが見えてますからね、そりゃ鼻歌も交じりますよね。それで、アイカワチョウのスペル確認のためネットで調べたんです。そしたら出てこないじゃないですか、アイカワチョウが。どこにも。出てくるのはアイカワマチ! アイカワマチ!? アイカワマチ!!!! パニックです(笑)」

――シュニン:アイカワチョウはどこにもない(笑)

オダ「もう寝れないですよね、そこから。まず朝一で事務局に問い合わせしてみたんです。愛川、マチですね。ときっぱり言われました。公式はそうかもしれないけど愛称として住人の方がアイカワチョウと呼ぶというのは? マチ、ですね。と同じ回答をきっぱり頂きまして、目の前が真っ暗になりました。」

――シュニン:そのやり取り面白そうです(笑)事務局からも突き放されたワケですね。

オダ「それから訪れたのは猛省ですね猛省(笑)。確認不足というか先入観というか固定観念というか。逆に応募前に気づいてよかったという事もありますけど、そう思えるのはもっと時間が経ってからでした」

――シュニン:それでどうしたんですか?本編ではちゃんと「アイカワマチ」となっていますが。

オダ「2人の台詞を録るしかないと会いに行きました。でも2人とも丁度、舞台の稽古があって、なかなか連絡が来ない時は、このままアイカワチョウで提出しようって覚悟も決めましたね。だから2人に会えると分かった時は、諦める事じゃないって思い直して、声を録り終えて編集に取り掛かかる頃には〆切時間が迫ってきてたんですけど、何とか違和感ないよう必死に編集しました。だから、この話を知った上で改めてじっくり台詞だけを聴いてもらうと、もしかしたら面白いかもしれません(笑)」

――シュニン:監督って転んでもタダでは起きないですね。素敵です。さて、そろそろ時間なのですが、最後に一言お願いします。

オダ「色々と経験出来てものすごく勉強になったコンテストで、愛川レッドカーペットを開いてくれた運営の方々、そして愛川町に感謝しています。この賞に恥じぬよう、そしてこの賞を糧に今後も映像制作に精進していきたいと思っています。ありがとうございました」

――シュニン:最後は、だいすき。じゃなくてもいいんですか?

オダ「あ、だいすき(笑)」

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