優秀賞「TOO MATCH」制作者インタビュー Episode4 ~SHOOTING②~

1月に海老名のカフェレストラン「PUBLIE」で行われた、第2回愛川レッドカーペット【ムービー部門】優秀賞「TOO MATCH」監督の宮原拓也さんと脚本の岡戸優太さんへのインタビュー。Episode1での制作チームの話から、この物語が生まれた背景を掘り下げたEpisode2、脚本の岡戸さんをフィーチャーしたEpisode3まで進み、いつのまにか1時間が経過。シュニンとCDを絡めた4人のトークはまだまだ続きます。真夏のロケの話から役者、登場人物のキャラ設定などについても伺ったEpisode4では、カズヒデを演じた赤間洸介さんの面白エピソードに話がたえず、なんとカズヒデ(赤間さん)の話題だけで終了。ヒロインのトークは全カット!?…ご安心を!愛川レッドカーペットはそんなことはいたしません。Episode4のみ、面白すぎたので2回目があります!マユミとアイ、そしてエンドロールのエピソードをどうぞ!

監督の宮原拓也さん(右)と脚本の岡戸優太さん(左)

主人公が目的を遂げるために厄介な存在ですね。

シュ 続いてすごい顔のマユミですが…

宮原 彼女の全てをこの写真で表現しているというか。
CD 発表会でお会いした時は、意外と普通だったんでビックリしました。
岡戸 マユミ役を演じた旭レナさんは、ヨーイ、ハイ!でスイッチが入るんですね。
シュ 稽古の時からあんな調子だったんですか?
岡戸 台本を持ってましたので、ジェスチャーは封印していました。演劇サークル時代も舞台に出てもらっていたので、こういう役柄を与えておけば、自動的にこういうことをやり始めるだろうって思ってましたので。
シュ 似たような役を演じたことがあったんですか?
岡戸 主人公に対して厄介な…主人公が目的を遂げるために厄介な存在ですね。そういう役回りが非常に合うんです。
シュ 何でそこまでカズヒデをディスってるんだろうなって思ってました。
岡戸 マユミはただ、面白い障害になるように作りました。アプローチした女性は列挙しちゃうわ、アプリのスクショも持っているわとか。
宮原 意図的にディスってるよりは、デリカシーが欠けているというか、ガラスの破片をカズヒデにブッ刺していくような。付き合っていたからこそ、こんなよく分からない距離感なんだろなというのもありますし。

シュ オチのセリフ直前、カズヒデがマジメに答えるシーンについて詳しく。
宮原 オチのセリフで急下降させるじゃないですか。だから、そこまでは上昇させていくというか、カズヒデがアイのことを意識して…後ろにアイがいると分かっていて、「僕、こういうこと言うんですよ」的な。その積み上げてきたモノが、マユミのブッ刺した一言で崩れ落ちて行く…それをやりたかったんです。
岡戸 面白いですよね。カズヒデはアイちゃんのことを気にしていて、アイちゃんと付き合いたいから遊びはいいんだっていうけど、言われたマユミとしては、私とはなんで付き合ってたのって。自然のリアクションなはずなんですけど、それがカズヒデとアイちゃんとの仲には重要な意味を持ってくると。付き合ってたんかいと(笑)。
シュ まさに、リアルとSNSが交わるシーンですね。

岡戸 …しかし、すごい顔だ(笑)
宮原 この顔、すごいよね(笑)

シュ アイ役を演じた江藤菜美子さんも、演劇サークル時代は役者を?
岡戸 彼女は、フライヤー製作などをしていました。ただ、僕が監督した映像作品に出てもらったことがあったんです。演劇の経験は無いけど、映像だと自然な感じでいいなって、今回出てみませんかって誘いました。
シュ アイの登場シーン…可愛いです。

岡戸 アイちゃん可愛い。
宮原 めちゃめちゃ映えてて可愛いですね。
シュ アイはアイで、よくバス待合所に居続けたなって思いました。
CD まあ、アイってそこだよね。
シュ カズヒデを信じていたというか。
岡戸 期待していた。これだけ共有している所があれば、合うんじゃないかなって確かめに来たけど、確かめる前に違う情報ばかり入ってきちゃう。
シュ 完全に怒ってる表情とかもありましたね。                                             CD でも、可愛かったのはやっぱりあそこ。ポニーテールを外すところ。
宮原 何をやっても綺麗に可愛く映るから内容とのギャップが面白かったです。

シュ カズヒデとはハッピーエンドだったんですかね。
岡戸 そこはもう…丸裸にされたから上手くいったのか、それとも気まずいままだったのか。
宮原 どっちなんですかね(笑)
シュ 河原に行くまでの二人を想像するとちょっと面白いですね。
宮原 そもそも花火大会が中止になってますから(笑)
岡戸 二人は何をしに行ったんだと(笑)
宮原 あれはやっぱり二人の心象風景です。指定のロケ地を入れるって考えた時、二人の心象風景に近いシーンを、象徴的な所で撮りたいなと思いました。宮ヶ瀬ダムで気まずそうにしている二人とか、色々な場所で気まずそうにしている二人を撮りたかったんですけど、時間が無かった。
シュ このシーン後ろを歩いている人がいい感じです。
宮原 シュールですよね。カズヒデの後ろから出てくる感じが、魂が抜けるみたいでいいなぁと思いました。
岡戸 バーベキューをした後もあったり。現場でもちょうどバーベキュー上がりの若者たちとすれ違ったので、マユミたちが本当にここらへんでやってたのかもしれないなと(笑)

インタビュー当日、シュニンは印象に残ったシーンや登場人物の表情をキャプチャした写真を持参したのですが、マユミは好きな表情が多すぎて、選ぶのに非常に迷いました。「主人公に対して厄介な存在」を演じきった、旭さんの演技力に脱帽です!そして、カズヒデとアイの心象風景…他のロケ地で撮ったものも観てみたかったですね!

次回、Episode5は、「EDITING」監督の宮原さんに制作への「こだわり」について存分に語っていただきます。テンポの良さが気持ちよく、選曲のセンスも光る「TOO MATCH」。聞いて思わず納得した、宮原さんのバックグラウンドに注目です!

Episode4-2のインタビューをPDFファイル(or印刷して紙)でも広めよう!愛川町役場庁舎内にも掲示中!優秀賞「TOO MATCH」制作者インタビューEpisode4‐2(PDF版)

ここまで来てまだまだ見ていない人のために

投稿者: aikawaredcarpet

神奈川県愛川町をロケ地とした動画コンテスト「第3回愛川レッドカーペット」の公式サイトです。

優秀賞「TOO MATCH」制作者インタビュー Episode4 ~SHOOTING②~」に7件のコメントがあります

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