1月に海老名のカフェレストラン「PUBLIE」で行われた、第2回愛川レッドカーペット【ムービー部門】優秀賞「TOO MATCH」監督の宮原拓也さんと脚本の岡戸優太さんへのインタビュー。今回のEpisode8で最終回!となりました。
制作チームについて語ったEpisode1【TEAM】、物語の生まれた背景を掘り下げたEpisode2【CONCEPT】、脚本岡戸さんをフィーチャーしたEpisode3【SCREENPLAY】、登場人物や役者さんについての爆笑エピソードが続いたEpisode4① /Episode4②【SHOOTING】、監督宮原さんの「こだわり」に深く迫ったEpisode5【EDITING】、優秀賞発表時の複雑な心境に触れたEpisode6【AWARD】、愛川レッドカーペットのプロデューサーCDが初めてコンテスト開催の思いを語ったEpisode7【REDCARPET】。
人見知りなシュニン。初めは緊張して小刻みに震えておりましたが、インタビューを進めるにつれ、とっても温厚な宮原さんと岡戸さんから語られた、魂をも揺さぶられるような濃厚な…腹を抱えて笑えるような爆笑な…そんなエピソードの数々にグイグイと前にしゃしゃり出てしゃべり始めます。そして前回、身内であるプロデューサーのCDから語られた本コンテスト立ち上げへの思い…それに反応する宮原さん、岡戸さんの楽しげな表情とくれば、別の意味で震えが止まらなくなるほどの興奮も覚えたシュニン。覚えたてのエスプレッソを何とか飲み干し、気持ちを落ち着かせてPUBLIEの時計を見たら、はや2時間50分程が経過しておりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎるのは世の定め。最終回のEpisode8【FUTURE】は、監督宮原拓也と脚本岡戸優太の「将来」についてお話を伺いました。3時間のインタビューもこれで本当に最後!最後まで飛び出す名言の数々…さらには宮原さんが口火を切った「愛川レッドカーペット」の将来!話は第3回愛川レッドカーペット募集要項まで語られてしまうのか?色々と気になる年度末の更新を、最後までお見逃しなく!シュニンはこのインタビューで、KAAT神奈川芸術劇場へ行きました!
今、すごく気になるのが、第3回の愛川レッドカーペット
宮原 今、すごく気になるのが、第3回の愛川レッドカーペットです。今回ぶっ飛んだじゃないですか。PR動画に軸を置かずに、クリエイターと愛川町をつなげるっていう魂胆があったって思いをお聞きして、なるどなって思いました。
シュ 確かに、PR動画募集のコンテストとは一線を画しました。
宮原 クリエイターと愛川町がつながることが、実は愛川町の強いPRになりますよね。クリエイターにとって面白そうと思えるコンテストになっていくことで、もっとたくさんのクリエイターが愛川町に目を向ける。作品の層が厚くなれば、愛川レッドカーペットはめちゃくちゃ面白くなるだろうなって。
↓2018年、クリエイターと愛川町がつながった好事例
岡戸 最優秀賞の映像制作チームOR→Pさんも、今回からの参加ですよね。ああいうたくさんの作品を作っているチームも呼び込めたことで、コンテスト全体の底上げができているなって思いました。
CD 基本、やっていることは変わらないんですよね。クオリティが明らかに上がっているのは、どうしてか分からないんですけど、次やればまた上がるんだろうな、面白いじゃんと。
シュ お二人の次の活動も気になります。私、お二人は学生時代からの友人だって思ってました。
宮原 いやいや、本当に短いです。去年の3月に初めましてーって感じで。
岡戸 でも、撮影現場で宮原君に丸投げできたのも、感覚が信用できると思っていたからです。感覚的なことを言ってもちゃんと酌んでくれる感じがしたので、一緒にやりたいと。もちろんこれからもやっていきたいと。
宮原 自分たちには色々なバックグラウンドがあって、今回は映像という枠だったんですけど、別の枠もあって。
岡戸 3月に、神奈川県主催の「神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル2019」という演劇フェスティバルがあるんですけど、僕の劇団(21g座)が団体として選ばれ、短編のお芝居(岡戸さん作・演出『永世迷人』)ができることになったんです。そこで宮原君にも協力していただく感じです。演劇もやりたいなって思いもあるので、それもやりつつ、映像もやれたらいいなって思っています。
かもフェス上演団体のご紹介
本日からはBブロック 21g座『永世迷人』
作・演出:小御門優一郎
慶應義塾大学の演劇サークルのメンバーを中心に2015年に学生劇団として結成。主宰とメンバーの就職により活動休止状態だったが、働き方改革を追い風にサラリーマン劇団として再始動。注目です!#21g座 pic.twitter.com/1PLbdwiS6C— かもフェス19 (@kamofes19) 2019年3月11日
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宮原 みんなが何かしらやりたいことをする土台というか、やる連盟みたいな。
シュ 自分の作りたいモノがある時は相手に協力してもらい、相手が作りたいモノがあるときは自分が協力する、そんな関係性なんですね。
宮原 定期的な緩やかなつながり。そこから化学反応が生まれるのかなって思っています。
(21g座の『永世迷人』は、3月23日・24日にKAAT神奈川芸術劇場にて公演。24日の公開審査会の結果、フェスティバル大賞は惜しくも逃しましたが、観劇したシュニンには、TOO MATCHとは一味も二味も違う作風ながらコメディの要素もあり、新鮮な舞台でした!)
シュ 最後に、クリエイターとしての今後の目標を教えてください。
宮原 4月から、映像の専門学校に通おうと思っています。映画を撮るための環境や、人脈を作るために。とはいえ会社もあるで、二足のわらじでめちゃめちゃ厳しいんですけど。今年は自分に負荷をかけながら違う作品も撮りたいなって思っています。新しい挑戦をしたいです。
岡戸 僕はやっぱり書きたいなって。物語を作りたいという気持ちが強くて、小説にも挑戦したいという気持ちもあります。宮原君と出会って、新しく映像を作る土台ができたみたいに、人脈も広げたい。働きつつ、人脈も広げつつ…自分が面白いなって思える活動を続けられたらと思います。
CD 二人とも素晴らしい。運営事務局も、皆さんの活動を陰ながら応援したい。とか言ってまた愛川町で1本撮ってよって頼むかもしれないけど(笑)。
宮原 是非!ラーメン食べるついでに(笑)。
岡戸 主は隠國なんで(笑)
CD いや~本当に今日は面白かった。お腹いっぱい。
宮原 自分たちもお腹いっぱいです。ラーメンで(笑)
今回のムービー部門で掲げた「愛川町のPR動画は求めておりません!」という言葉。事務局シュニンとして、このコンテストに対する深い信念はあったものの実は少し強すぎはしないかと募集中も様々な不安もありました。でも、今回の宮原さんの「クリエイターと愛川町がつながることが、実は愛川町の強いPRになる」という一言に、救われました!多くのクリエイターの方々とつながれたのは、愛川町の財産ですし、今後もこうした「つながり」を大切にしていきたいと改めて感じました。
宮原さん・岡戸さん!今回は、お忙しいところインタビューに応じていただき、誠にありがとうございました!運営事務局として、とても刺激的な3時間でした。今後の活躍を祈りつつ、愛川町でもTOO MATCHファンは確実に増えてますので、お二人にはまた、愛川町で面白いモノを作っていただけないかなと、超期待しています!
さてさて、制作者インタビューはまだまだ続きます。最優秀賞「にちじょう」の制作者「映像制作チームOR→P」へのインタビューは、なんと1か月半以上前の2月8日(金)に終えています!こちらも、鋭意編集中で近日中には公開したいと思いますので、楽しみにしていてください!

Episode8のインタビューをPDFファイル(or印刷して紙)でも広めよう!愛川町役場庁舎内にも掲示中!優秀賞「TOO MATCH」制作者インタビューEpisode8(PDF版)
ここまで来てま…というか、観ようよここまできたら
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