2019年2月、東京新宿の「そっちのルノアール」で行われた第2回愛川レッドカーペット ムービー部門 最優秀賞「にちじょう」の映像制作チームOR→Pのメンバーへのインタビュー。
OR→P結成などについてお聞きした【うらばなし1】。ストーリー誕生のきっかけなどについてお聞きした【うらばなし2】、出演者のエピソードなどについてお聞きした【うらばなし3】、土井克馬監督から、各シーンに込めた思いや制作の中で大切にしていることなどについてお聞きした【うらばなし4】と【うらばなし5】。
前回の【うらばなし6】では、全応募作品の編集を担った石山和史さんに、編集でのエピソードなどをお聞きしました。OR→Pの屋台骨としての石山さんの大きさに感心しながら、松下美優さん、武田良輔さん監督作品のエピソードを話している時など、OR→Pメンバーの仲の良さに、「にちじょう」を観た後と同じぐらい、温かな気持ちになったシュニンでした。
今回の【うらばなし7】~なかま~ では、CDが松下さん監督作品、「ありふれた話。」を超掘り下げてお聞きしていきますが、前回以上に伝わってくる、OR→Pメンバーの仲の良さに注目してください!これはもう、インタビューに少しでも触れていただければ分かります。そして…松下さん!松下さんの半端ない、「ありふれた話。」への「愛」にも、やっぱり注目です! ※本文中、キャプチャ等により、画素数が低い画像があります。申し訳ありませんが、予めご了承ください。
愛川レッドカーペットのおかげで成長できたんです。
土井 武田と松下は、愛川レッドカーペットのおかげで成長できたんです。2人とも、ストーリー性のある作品を作ったのは今回が初めてでした。OR→Pが立ち上がってから、企画を上げたり脚本を作ったりしてきたのは僕と石山さんで、2人からはなかなか企画が上がらなかったんです。2人からも企画を上げさせていこうという流れの中で、作品も作ってみようとなって。だからその分、作品への愛情も強かった。松下はファイナリストの発表、どこで聞いてたんだっけ?
松下 ハワイ(笑)
土井 ハワイで(結果発表の)動画を見て、絶望したんでしょ?
松下 もうすごかったです。
CD 僕は、「ありふれた話。」が好きでした。
松下 嬉しいです!
CD ちょっとPVぽかったからコピーが欲しいって感じになったけど。仙台下で3人のシーンが短めなカットで続くところ、あれはすごく素敵だと思いました。
松下 あれ、めちゃめちゃ良いですよね!
石山 一番町の景色が上手く取れたというか。仙台下はいいシーンだったよなー。僕キャンプ好きなんで、あそこキャンプ行きたいですね。すごくいい場所。
土井 落ちた理由も、ストーリーとしてのものじゃなくて、ミュージックビデオみたいなのがダメだったのかなと。
石山 新宿のシーンは企業名も映りこんでたし(笑)
CD 強いて言うと、メッセージが伝わりにくい所があったかもしれない。
石山 最後、花火のシーンが終わって、彼女が何かを言ってるんですよ。
土井 あれは何をしゃべっていたの?
松下 「ありがとう」って言ってます。
石山 アングル的に、口元だけだし分かりにくい。黒バックで消えて「ありがとう」で締めてもよかった。でも松下が求めている作品とは違うよね?
松下 うん(笑)
土井 これですよ(笑)こだわりが強いから。
石山 僕が提案したものは軒並み却下されるという(笑)新宿のシーンの仕上がりだけで、5回ぐらいリマストしたかな。
土井 撮影自体が、終電過ぎてからで。
石山 人のいない新宿で撮りたいって。僕に帰るなって言うんだなって(笑)
松下 申し訳ありません。青春がしたかったの(笑)
土井 「ありふれた話。」も行くと思ったんです。でも、ダークホースがいた(笑)
武田 発表の後、選考の基準ってどこなんだろうと。みんなで話していました。
CD 細かいところはお伝えできませんが、作品のレベルが高くて、僕らも本当に楽しかった。OR→Pの作品は、今話を聞いて分かる部分もあるけど、絵がすごく綺麗でした。石山さんの「愛を描く」の八菅橋のシーンなんて、落ち着いたカメラ割で、すごく良かった。玉寄さんの「不思議な話も」。
石山 玉寄さんの作品を撮った時は・・・
土井 とんでもなく雨が降っていた時です。
石山 色々プランを変えて撮ったんですよね、彼。
シュ ほとんど外でのロケでしたもんね。
石山 雨の中、なんども往復して。
土井 靴が泥だらけになりました。僕、あの日に限って白い靴を履いてたんですよ。
シュ カメラも大変だったんじゃ。
石山 カメラが最優先で。守りながら撮りました。本当はあの日で撮り終える予定でしたけど、もう後日にこぼそうと。松下の作品だけをこぼしました。
武田 「なまでら」は。午前中にちょっとぱらついたぐらいで終わって。じゃ、次行こうと。けっこう巻いた記憶があります。
石山 企画を持ち込んだ玉寄にしわ寄せが及ぶというね。
CD OR→Pとして4作品を応募いただきましたが、受賞は予想していましたか?
武田 土井さんはもう、宣言していて。
土井 撮影中に宣言していました。「にちじょう」が獲ると。
石山 まあ、全員同じことを言ってましたけどね(笑)
土井 全員が全員グランプリとるみたいな。撮影した仲間でもあり、ライバルでもありみたいな感じでしたね。
CD いい関係ですね。
いや~松下さんの監督作品への強いこだわり…「ありふれた話。」へのあふれんばかりの「愛」が、ひしひしと伝わってきました!それ以上に!松下さんのこだわりや、松下さんの求めているもの…もろもろ全部包み込んであげた、石山さん・土井さんの「お兄さん的」な存在感に、シュニンの心は、一段と温かくなりました。
愛川レッドカーペットで成長できた松下さん、武田さんの今後の作品もとっても楽しみです!
インタビューも残すところあと2回!佳境です!次回、【うらばなし8】のテーマは、~じゅしょう~。優秀作品発表会の感想についてお聞きしていきます!お仕事のために欠席した石山さんは、受賞をいつ知ったのか?ファイナリストに残りながら、「にちじょう」にも関わっていた武田さんの心境は?土井さんは、いつ受賞を確信したのか・・・?、そして、ついに語られる「あの作品」のコト!!皆さんの気になるところ、たっぷりお聞きしていきます!
【うらばなし7】のインタビューをPDFファイル(or印刷して紙)でも広めよう!愛川町役場庁舎内にも掲示中!最優秀賞「にちじょう」映像制作チームOR→Pインタビューうらばなし7(PDF版)
【うらばなし7】を聞いたら、「にちじょう」をもう1回観て、土井さんの有言実行ぶりを讃えよう!
前回のポスト【うらばなし6】に引き続き再掲!!2019年5月30日…
「最優秀賞「にちじょう」映像制作チームOR→Pインタビュー うらばなし7 ~なかま~」に3件のコメントがあります