2019年2月、東京新宿の「そっちのルノアール」で行われた第2回愛川レッドカーペット ムービー部門 最優秀賞「にちじょう」の映像制作チームOR→Pメンバーへのインタビュー。
OR→P結成などについてお聞きした【うらばなし1】~けっせい~、「にちじょう」誕生のきっかけなどについてお聞きした【うらばなし2】~ものがたり~、出演者のエピソードなどについてお聞きした【うらばなし3】~はいゆう~、土井克馬監督から各シーンに込めた思いや制作姿勢などについてお聞きした【うらばなし4】~さつえい①~と【うらばなし5】~さつえい②~、石山和史さんに応募作品の編集エピソードなどについてお聞きした【うらばなし6】~へんしゅう~、CDお気に入りの応募作品!松下美優さんが監督した「ありふれた話。」についてお聞きした【うらばなし7】~なかま~。
前回の【うらばなし8】~じゅしょう~では、去年12月に開催した「優秀作品発表会」についてお聞きしました。最優秀賞受賞が決まった瞬間、土井監督が見せた「人生初めての素のガッツポーズ」エピソードもステキでしたが、受賞メンバーでありながら、自分の作品では惜しくも受賞を逃したファイナリストの石山さん(作品「愛を描く」)、武田良輔さん(作品「なまでら」)が語った、喜びと悔しさが入り混じった複雑な心境…特に「メダルの色が違うから」と言われた武田さんの「見てろよ!」という反骨心。そんな、隠れたエピソードも知ることができ、改めて運営事務局員冥利に尽きたシュニンでした。
さて、令和初日に「第3回愛川レッドカーペット」の募集が始まった直後の大型連休明けから、足かけ3か月にわたって連載してきたインタビューもいよいよ最終回です!今回の【うらばなし9】~しょうらい~ では、メンバーそれぞれに、改めて愛川レッドカーペットを振り返っていただきました。今後の目標についてもお聞きしており、その中でOR→PからCD・シュニンへの「驚きのプレゼント」も飛び出します。最後までお聞き逃しなく!
1人ずつがステータスを持ってこの世界で生きていきたい
石山 今回の募集期間(2018年5月1日~9月28日)は、町の景色が1番美しく見れる時期だと思いました。
CD でもね、紅葉もまた綺麗なんですよ(笑)
武田 第3回はできれば、シーズン違いの絵が取れるようになるといいですね。(※事務局注 お陰様で2019年5月1日から2020年5月29日までの超ロングランコンテストとなりました!)
土井 年間通して作品撮れると、すごく良い町だなってなる。
武田 朝、見た山もめちゃ綺麗でしたし。
土井 それこそ、都会に疲れた人が休みに行くのにうってつけだと思います。
石山 川の流れもすごく綺麗で。
土井 休みの日、川にめっちゃ人いるなって。あんな川遊びしている町見たことない。
石山 渓流釣りしてるお父さんたちも印象的で。きっと釣れるんだろうと思いました。
シュ 改めて、愛川レッドカーペットを振り返ってみていかがでしたか。
土井 OR→Pのメンバーそれぞれが成長できた映画祭でした。急ピッチな撮影で集中できたのもあって、それぞれが評価される、個性の出た作品を作れたなと。その中で、僕の作品が最優秀賞を獲れたことは、OR→Pの作品が、外に出しても評価される作品なんだなって実感を得られました。愛川町を初めて知ったんですけど、ロケ地としても優秀な印象を受けました。やって良かったです。
石山 作品が評価してもらえた実感につながった一つの理由が、YouTubeに公開して応募するという形だったことです。映画祭って関係者の人にしか触れられず、1回応募してしまうとそれ以外に出せなかったり、色々な理由で世界から消えなければならないということが多いんです。愛川レッドカーペットは、色々な人の目に触れる機会が増えて、反響もあるから、実感につながる。良い映画祭に参加させていただいたと思います。僕達からすると、「フィルムコミッション」の立場である皆さんと、1からやり取りをしていくことも、ほとんど未経験に近かったんですけど、歓迎してくれる雰囲気もすごく感じられて、最初から最後までお世話になった映画祭かなって。忘れられない体験になりました。
松下 初めて作品を撮れたし、それが愛川町だったのがとても良かった。だからまた、愛川レッドカーペットに応募できたらいいなって思います。
武田 ロケ場所を町で指定していただけるのがすごく大きかった。僕たちがこんな作品を作ってみたいって思った時、場所の問題がネックになるんです。逆に、こういう場所があるよ、こういう場所どうですかって、ホームページで紹介していただけると、このロケ地だったらこういう作品撮れるよねって意欲的に取り組めました。実際にやってみると、場所があるから伝わるという状況もあるし、じゃあ、もっとストーリーも作らないといけない、お芝居ももっとしっかり作らなきゃいけないって、自分の目標にもつながってきた部分もありました。
石山 でも、テーマを設けている映画祭ってあまり無いですよね。
CD 「愛」がテーマっていうのは、一生外さないかな。愛川町だから。
土井 品質の高い「愛」を描く作品が集まれば コンテンツとしては面白いですね。
CD 「愛を描く」じゃないけど、「愛」って生きていることがそもそも「愛」だって考えることもできるし、「にちじょう」も、「愛」って言われたら「愛」だなと。優しさとか思いやりとか、良い人とか・・・色々な見方ができる。
石山 今回は、あなたの思う「愛」を表現してくださいって募集要項に書いてあったので、自分なりの「愛」をぶつけた結果ですから。次はひねろうかって感じです。
土井 僕らは役者だからこそ、ストーリーを重視しました。募集要項には、PR動画は求めていないとはっきり書いてあったので、きっと作品としてのストーリーを求められているというのがありました。
CD PR動画なら、自分たちがお金さえ出せば作りたいって人はたくさんいます。そんなコンテストをやってもしょうがない。皆さんの力を借りれば、愛川町の魅力はずっと残るというのかな、そんな風にしたいと思っています。
石山 「にちじょう」は、再生回数がずっと伸びています。
CD 伸ばしていきましょう!1万回ぐらい!
土井 短編映画が1万回ってなかなかないですよ(笑)
シュ OR→Pとして、今後の目標は?
土井 また作品を作りたいです。1人ずつがステータスを持ってこの世界で生きていきたいので、賞を獲れるような作品を作って、知名度が1人ずつ上がって、売れていきたい。OR→Pでの活動のノウハウが生きて、可能性が広がって、仕事の量が増えたり、仕事の質が上がっていくのを目標にしていきます。
石山 OR→PのYouTubeチャンネルの、毎週木曜日に動画を上げていく活動は、スタートしてから昨日(2019年2月7日)でまる1年たったので、それを区切りとしてね。
土井 制作はもちろんやっていくんですが、もっと質の高い、業界の人の目に留まるような作品を作っていくのが目標です。実はこの後、お二人に企画の提案もしたいと思っています。
CD それは楽しみです。特別審査員の山本憲司監督なんかは、キャスティングという部分で、皆さんをインプットしていると思いますよ。
土井 お声がけいただいたら、万々歳です。
石山 僕らは覚えてもらってなんぼですもんね。
土井 ほんと、そのとおりです。
3時間以上に渡り、「にちじょう」の「うらばなし」をお聞きしてきた今回のインタビュー。最終回では、愛川レッドカーペットを振り返っていただきました。まだ1年も経っていないのに当時を思い出して懐かしい気持ちになったのに加え、石山さんの「愛川レッドカーペットは、(YouTubeに公開して応募するので)色々な人の目に触れる機会が増えて、反響もあるから、実感につながる。」というコメント。事務局シュニンとして、とても嬉しく思いました!愛川レッドカーペットの特長の一つであるこの応募形式。シュニン自身も、応募用紙に書かれたURLをそのまま入力したのにアクセスできなくて困惑したこと、やっとの思いで全応募作品をブログに埋め込んだのに画面がフリーズ!自分への怒りに打ち震えたことから(笑)、YouTube愛川レッドカーペットチャンネルに全応募作品の再生リストを作って全応募作品を見た時の充実感、友人に「絶対笑える(感動できる)から!」と応募作品のURLをLINEで送りつけたことなど、挙げればキリがありません。
そして、インタビュー後に行われたCDとシュニンへの「企画の提案」という超ビッグプレゼント!とても楽しみな企画なので、必ずや実現できればと思います。「TOO MATCH」制作者インタビューでもお話ししましたが、愛川レッドカーペットで得たクリエイターの皆さんとの「つながり」を、愛川町の財産として大切にしていければと思います。
映像制作チームOR→Pの土井さん、石山さん、松下さん、武田さん!今回は、お忙しいところインタビューに応じていただき、誠にありがとうございました!本当に濃すぎる3時間超の「裏話」が聞けました!メンバーそれぞれの活動、OR→Pとしての活動、これからも楽しみにしております!
TOO MATCH制作者インタビューから足かけ7か月に渡ってお送りしてきました受賞者インタビュー。昨年のオダタツヤ監督へのインタビュー風の投稿から、制作者にインタビューをしてみたいとずっと思っていた企画でした。受賞者の皆様方におかれましては、3時間超の貴重な時間を割いていただきながら、CDとシュニンからの質問にも終始笑顔・真剣に応じていただき、感謝の言葉しかございません!動画コンテストらしく、動画で公開しろと言われそうですが、運営事務局にあるまじき、動画編集が苦手で文章を推敲するのが好きなシュニンを大目に見てやってください!とても楽しかったです!このインタビューが、第3回愛川レッドカーペットへの応募を考えている方への後押しとなればとも考えております。初めて愛川レッドカーペットをお知りになったスマホの前のアナタ!愛川レッドカーペットって、大体こんな感じのコンテストです。お気軽にご参加ください!
【うらばなし9】のインタビューをPDFファイル(or印刷して紙)でも広めよう!愛川町役場庁舎内にも掲示中!最優秀賞「にちじょう」映像制作チームOR→Pインタビュー うらばなし9(PDF版)
【うらばなし9】を聞いたら、目指せ1万回!「にちじょう」を観よう!
前回のポスト【うらばなし8】に引き続き再掲!!2019年5月30日…
映像制作チームOR→Pのメンバーとレギュラー玉寄さんが愛川町でロケを行いました!
なんと!撮影した映像は、8月3日(土曜日)か8月10日(土曜日)に新宿アルタビジョンで放映決定!放映日や放映時間等は後日発表します!
・・・ん???メンバーでもレギュラーでも無い人がいるぞ…ま、いっか!
さらに!TOO MATCH監督の宮原拓也さん、脚本の岡戸優太さんチームも、6月30日に愛川町でロケを行いました!
こちらにはなんと、愛川町民も出演!同じく撮影した映像は、8月3日(土)か8月10日(土)に新宿アルタビジョンで放映決定!この夏、愛川レッドカーペットが新宿をジャック!詳報をお楽しみに!
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